レーサーについて

知っているとどんどん
ボートレースが好きになる!

老若男女、幅広い年代のレーサーが活躍しているのがボートレースの大きな魅力のひとつです。
風を読み、戦略を練り、エンジンを整備する。
暴れるエンジンをねじ伏せる技と知力、そして経験値を駆使し水上を駆け抜けるレーサーについてのご紹介です。

About a racer

老若男女、幅広い年代のレーサーが活躍しているのがボートレースの大きな魅力のひとつです。
平均引退年齢は51歳と遅く、他のプロスポーツと比べて現役として長く活躍できるスポーツでもあります。
ルーキー時代から注目すれば20年・30年と応援することもできるので、レーサーについても理解を深めてボートレースを楽しみましょう。

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養成所
1年で未経験からプロに
育て上げる養成所

ボートレーサーになるためには、1年間「ボートレーサー養成所」に入所しなければいけません。
入所試験の倍率は30~40倍と言われているほどの狭き門です。
ほとんどのレーサーは入所するまでボートに乗ったことすらないところから、1年間の訓練でプロとしてやっていけるだけの
技術や知識を習得していきます。厳しい訓練の数々に耐え抜いた者のみ、プロのレーサーとして活躍できるのです。

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能力
必要なのは
高い身体能力と精神力

ボートの最高速度は時速約80km。水上での体感速度は時速120kmにもなると言われています。
華麗になされる全速力でのターンは、レーサーの身体能力の高さと訓練の賜物。
強い遠心力や波の衝撃を安全ベルトなしで受けながら、行われているのです。
トップレーサーそれぞれに独自のターンを持つほど、その技術は進化していっています。
しかも他艇の動きを見ながら、有利なレース展開へ持ち込めるよう操艇していく判断力も同時に必要とされます。
水上の格闘技と呼ばれるほどの過酷な状況下でも、冷静に判断し、レースを闘う心身の強さがプロにはあるのです。

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技術
高い整備技術と経験が
勝敗を分ける

レースの勝敗を決めるのはレーサーのテクニックや能力だけではありません。
レースの前日に抽選で振り分けられる、ボート・モーター・プロペラの調整も勝負の行方を大きく左右します。
このモーターやプロペラの整備は、レーサーが独力で行わなければならないものなのです。
レース場の特徴、気温や風などの天候、モーターやプロペラのクセなどあらゆる条件を考慮して、制限時間内で自分の
戦法に合ったボートに仕上げなければいけません。ここでも高い技術力と経験が必要とされ、一人前になるには最低でも
4年はかかると言われるほど、地道な努力が必要とされます。

4

女性レーサー
約10%を占める
女性レーサー

ボートレースは性別に関係なく競うことができる、数少ないプロスポーツのひとつです。
女性レーサーだけのレースももちろんありますが、男女混合のレースも数多く行われています。
男女間の体力差はありますが、それを補ってあまりある操艇技術や判断力、経験などにより男性レーサーを打ち負かす
女性レーサーも多くいるのです。
ママになってもプロで活躍するレーサーも多く、女性が生涯輝ける仕事としても注目されています。

5

階級
実力により分けられる
4つの階級

約1,600人にいるレーサーは上から「A1(約320人)」、「A2(約320人)」、「B1(約700人)」、「B2(約250人)」の
4クラスに分けられます。
勝率で各クラスにランク付けされ、A1は上位20%が属する最上クラスになります。
トップレーサーが集うSGレースには、原則としてA1レーサーしか出場できないなど、クラスにより実力分けが
なされているのです。
属するクラスにより出場できるレースや日数が増減するので、レーサーは勝率を高めて上のクラスを目指します。